月曜日からキューバ大使館へ電話。
担当者がつかまらず、キューバ人のプレス担当から自宅に電話があったのが、火曜日昼。官僚主義ではあるのだが、わざわざ電話を掛けてくれるあたりラテン的な親切さはあるようだ。
これから本国に照会するとのこと。
「通常は3週間掛かるけれど、今回は一週間でやります」
この返事は非常にラテン的だ。来週、電話することにする。
ビザの問題が片づかないので、まだ日程が決まらない。ただ、日本を最低3週間から4週間を空けるのは確実なので、その間の仕事を片づけなければならない。
最近、サッカーに関する仕事ばかり来る。断っている分もあるのだが、このままではサッカーライターになりそうな勢いだ。スポナビで連載している「メガビジョン」は2002年ワールドカップのITに関するもので純粋なスポーツ記事とはいえないが、一応サッカーに関する記事ではある。
もちろん、サッカーは好きだし、パラグアイの廣山のように人間的に好感の持てる選手の話を書くのは楽しい。また、ペルーなどラテンアメリカのルポと比べると、日本のメディアに関してスポーツに関する記事の需要はある。
ただ、世の中には書かなければならないものが、スポーツの他にもあると思う。
書かなければならないことを掲載するメディアがなくて、同じようなメディアが溢れている気がする。
日本代表のトルシエ監督を更迭する、しない、なんて大人が青筋を立てていきり立つことはない、と思う(彼は人格的には問題はあるかもしれないが、プロではある。結果もそれなりに出している)。
サッカーなんて、所詮スポーツだ、にも関わらず、大人が夢中になるから面白い。
ただ、今の日本のメディアでは、所詮スポーツだ、というところが抜け落ちている気がする。
サッカーの国際試合は戦争だ、なんて表現されることもある。確かにきな臭さはあるだろう。
でも、戦争じゃない。戦争はもっと陰惨だし、重い。
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