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  田崎健太Kenta Tazaki......tazaki@liberdade.com
1968年3月13日京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部など を経て、1999年末に退社。サッカー、ハンドボール、野球などスポーツを中心にノンフィクションを 手がける。 著書に『cuba ユーウツな楽園』 (アミューズブックス)、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』 (幻冬舎)、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』 (講談社プラスα文庫)、『W杯ビジネス3 0年戦争』 (新潮社)、『楽天が巨人に勝つ日−スポーツビジネス下克上−』 (学研新書)。最新刊は 、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)。4月末に『辺境遊記』(絵・下 田昌克 英治出版)を上梓。 早稲田大学非常勤講師として『スポーツジャーナリズム論』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所 客員研究員。日本体育協会発行『SPORTS JUST』編集委員。愛車は、カワサキZ1。
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2003年12月14日


JFA(日本サッカー協会)ビルに出来た、サッカーミュージアムのプレオープンがあり、“バーチャルスタジアム”を見るために出掛けてきた。
これは元々、2002年ワールドカップ招致提案書に記載された映像技術で、1996年の共催決定以降は“メガビジョン”という名前で開発が進められていた(詳細については連載『メガビジョン』を参照して頂きたい)。
メガビジョンは、放映権の問題、低予算で実施できるパブリックビューイングを優先したいという意図を持つ人々、などにより結果的にはワールドカップでの一般公開はならなかった。それが、サッカーミュージアムに元々の名前である“ヴァーチャルスタジアム”として設置されることになったのだ。
僕自身、2002年招致活動はもちろんだが、メガビジョンについても2000年12月から取材をしていたこともあり(今回のサッカーミュージアムにも写真を提供している。足を運ぶ際には名前を探してみてください)、様々な人々の苦労を知っているので、形になったことを本当に喜びたい。

 


 

 

 

2003年12月12日


すっきりとしない天気だ。取材のため、上野から特急で水戸へ。水戸で乗り換えたところ、運転手が運賃の精算までやる「ワンマン列車」だった。
目的駅に着いて、タクシーを呼んだところ、一つ目は車が全て出払っていると断られた。二つ目の会社は、迎えに行くまで最低二十分は掛かるという。駅の周りには何もなく、仕方なく駅の売店で売っていたインスタントの焼きそばで昼食することにした。取材に行った場所でこういう食事で済ますのは初めてのことだったが、他に選択肢はなかった。

 

 


 

 

 

2003年12月9日


今日は天気がいいので、自転車で国立国会図書館へ調べ物に出掛けた。都内は自転車が一番動きやすい。もちろん、雨が降らないとう条件つきではあるが。
 


 

 

 

2003年12月4日


今年も最後の月に入ってしまった。ここのところ12月になると、やり残したことがあるような気になる。
さて。
今日、新しいカメラ、キャノンのEOS KISS digitalを購入した。
僕がデジタルカメラを手に入れたのはかなり前のことだ。カシオのデジタルカメラの二代目にあたるQV10Aをマック(モノクロだった…)のパワーブックに接続して使っていた。その後、97年1月ペルーの大使公邸事件には、サイバーショットの最初期型を持って出掛けた(モノクロのマックと共に)。自分で原稿と原稿をデジタルで送るという、今当たり前となっている手法の嚆矢だった(カメラマンとライター二つとも自分でこなしているわけだった)。
もしかして国内ではそのような取材方法をとっている人もいたかもしれないが、ことペルーに関しては情報インフラが悪いこともあり、パソコン通信を使って原稿を送ることを別にすれば、カメラマンは銀塩カメラで撮影し電送で写真を送っていたはずだ。デジタルカメラはペルーでは全く存在しなかったことで、僕は向こうの雑誌で逆に取材されたこともあった。
その後、僕はデジタルカメラには飽きて、もっぱら銀塩のGR1を愛用していた(『此処ではない何処かへ』の表紙写真もGR1で撮ったものだ)。この“週刊田崎”で使う写真だけはそういうわけにはいかないので、知り合いのIXYを借りていた。
双方軽いカメラであるのだが、二つ持ち歩くとかさばる。ついつい片方だけ持ち歩くことになるのだが、“週刊田崎”用にと近況を撮るためにIXYだけを持って出掛けた時に、いい写真撮れる時がある。これは悔しい。
先日、横木安良夫氏の写真展に出掛けた。写真は全てKISS digitalで撮ったものだった。そして、僕は心を決めた。

 


12月4日夜、記念すべき購入当日千駄ヶ谷の夜景。
日本代表対中国代表の試合が行われている国立競技場が後ろに写っている。
撮影していて楽しいカメラだ。


 

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