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  田崎健太Kenta Tazaki......tazaki@liberdade.com
1968年3月13日京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部など を経て、1999年末に退社。サッカー、ハンドボール、野球などスポーツを中心にノンフィクションを 手がける。 著書に『cuba ユーウツな楽園』 (アミューズブックス)、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』 (幻冬舎)、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』 (講談社プラスα文庫)、『W杯ビジネス3 0年戦争』 (新潮社)、『楽天が巨人に勝つ日−スポーツビジネス下克上−』 (学研新書)。最新刊は 、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)。4月末に『辺境遊記』(絵・下 田昌克 英治出版)を上梓。 早稲田大学非常勤講師として『スポーツジャーナリズム論』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所 客員研究員。日本体育協会発行『SPORTS JUST』編集委員。愛車は、カワサキZ1。
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2004年7月31日


8月1日に国立競技場で行われる、バルセロナFC対鹿島の試合に、MXテレビのゲストとして呼ばれることになった。
ロナウジーニョはもちろんだが、ベレッチはサンパウロFCの時に、シルビーニョはコリンチャンスとセルタで見たことがあった。ミラソルにいたエジミウソンは知り合いの知り合いで、ポルトガルにいたデコは広山選手と試合をしている。
解説はバルセロナ在住経験もある羽中田さん。スペインリーグの知識で彼には敵わないが、ブラジル人選手の話をすれば大丈夫だろうと、たかをくくっていた。
ところが、エジミウソンは来日するもののこの試合には間に合わず、折角ブラジル人の知り合いに電話して色々と調べてもらったデコは怪我だという…。
これはまずいと試合前日の練習に足を運ぶことにした。
当然のことながら練習は軽めで、とりたてて見るべきところはなかった。練習が終わった後、ロナウジーニョたちが子供たちにサインをしていた。それを見ていたバルセロナの関係者は目を丸くして、仲間を呼び集めて指をさした。
「見てくれ。誰かに指示をされているわけでもないのに、子供たちがサインをもらうために列を作っているぜ。日本の子供というのはなんて良く教育されているんだ!」
スペインやブラジルでも、子供たちは我先にと手を差し出していることだろう。
嫌みで言っているのかと彼らの顔色をうかがうと、本当に感銘しているようだった。

 

子供たちにサインをする、日の丸の鉢巻きをしたロナウジーニョ。


 

 

 

2004年7月21日


日本に帰国してから、家に閉じ籠もる日々が続いている。今年は、三月、五月と二度も一ヶ月ほど日本を空けているので、片づけなければならない仕事が山積みになっているのは当然のことではあるが。
日本にいる時のいつものように、山手線の西側で全てを済ませる毎日。この日は、フランスから帰国しているハンドボールの田場君が、故郷の沖縄から東京にやってきた。田場君の他、ハンドボール日本代表主将の中川君など、ハンドボール界の人たちと楽しい酒を飲むことになった。

 

なぜか深夜の渋谷で卓球。酒が入っても、ラケットを握る田場君。


 

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