週刊田崎

田崎 健太 Kenta Tazakimail

1968年3月13日京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。サッカー、ハンドボール、野球などスポーツを中心にノンフィクションを手がける。 著書に『cuba ユーウツな楽園』 (アミューズブックス)、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』 (幻冬舎)、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』 (講談社プラスα文庫)、『W杯ビジネス30年戦争』 (新潮社)、『楽天が巨人に勝つ日−スポーツビジネス下克上−』 (学研新書)、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)、『辺境遊記』(絵・下田昌克 英治出版)。 早稲田大学非常勤講師として『スポーツジャーナリズム論』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所 客員研究員。日本体育協会発行『SPORTS JUST』編集委員。創作集団『(株)Son-God-Cool』代表取締役社長。愛車は、カワサキZ1。

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201011

2010年11月29日

ここのところ、ずっと原稿を書いている。
ぼくの場合、単行本の原稿は一日原稿用紙に換算して十枚程度、多くて十五枚に留めている。それ以上書くと、経験上、筆が荒れてしまい、結局書き直すことになってしまうのだ。(このペースは単行本に限って、である。読み切りの雑誌の原稿ならば、一日で三十枚以上書いた上で、別の原稿を二十枚以上書くこともある)
一日十枚書く日ばかりではない。資料を整理して読み込んで一日が終わる日、その当時の空気、感触が浮かび上がってこず、一枚も書けない日、書き直しに追われる日。
とにかく、物書きの日々は地味なものだ。今回、原稿量はすでに、原稿用紙に換算して五百枚を軽く超えて、まだ終わりが見えない。年内に発売するつもりだったが、それどころではなくなったノンフィクションは報われない世界だ。資料を調べて、取材して、丹念に構築しても、それほど売れない。それなのにどうしてやっているかと言われると……やはり好きだからだ。
出版社の社員だった頃は、自分の足で立っていないような、ふわふわしたところがあった。出版社の名前で、仕事をさせてもらい、いい給料を貰っていた。能力以上の高い給料を恥じていた面もあった。
今は、自分の足でしっかりと立っている実感がある。そして好きな仕事をしている。これだけでも感謝しなければならないだろう。
納得できる原稿のために、一歩一歩、地道に筆を進めるしかない。

『辺境遊記』でも使っていたリコーGRDUの調子がずっと悪かった。色々と検討した結果、キャノンのパワーショットs95を購入することにした。昨日到着。とにかく起動が速くて、暗いところに強い。すごく使えそうだ。今更ながらジオラマ撮影も楽しい。どこにも撮影に行けないので、事務所のベランダからの一枚。

2010年11月5日

色々とあって、Son-God-Coolとしての初仕事は、プロレスラーの安田忠夫さんの引退興行を仕切ることになった。 どうして安田さんと関わるようになったかは、いずれここに書くことにする。とにかく、原稿書きの合間に、色々と打合せが入ってしまい、かなり忙しい。 ただ、心地の良い忙しさではある。 Son-God-Coolによる、安田さんの引退興行のブログのアドレスは、
http://yasudatadao.cocolog-nifty.com/blog/
日々更新するつもりだ。